令和6年7月
☆ 平成24年8月7日 浅漬けによるO-157食中毒事件が発生し、169名が発症(死者8名)
☆ 平成24年9月25日 北海道漬物類組合設立
☆ 以降、毎年2~3回、食品安全、衛生関係の研修を実施
所在地:〒060-0042 札幌市中央区大通西8丁目2番地 北大通ビル5階
一般社団法人北海道食品産業協議会 内
TEL & FAX:011-281-2711
事務所所在地マップダウンロード.pdf
北海道漬物類組合【会員名簿】 | |||
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有限会社 共栄ピクルス食品 | 代表取締役社長 菊地 武文 |
TEL:0155-56-5176 FAX:0155-56-6137 |
中川郡幕別町字日新23番地6 |
有限会社 藤島商店 | 代表取締役 藤島 英晃 |
TEL:0134-54-2211 FAX:0134-54-6169 |
小樽市新光3丁目2番1号 |
株式会社 紀の国食品 札幌出張所 | 所長 山本 晃裕 |
TEL:011-215-7871 FAX:011-215-7872 |
札幌市手稲区前田9条9丁目11-12 |
リスパック株式会社 札幌営業所 | 所長 唐木 弘司 |
TEL:011-864-8394 FAX:011-864-8147 |
札幌市白石区本郷通4丁目南1-2 |
株式会社 トトリフーズ | 代表取締役 三鹿 彰 |
TEL:011-588-3553 FAX:011-581-7336 |
札幌市南区真駒内本町6丁目7番9号 |
小柳協同株式会社 | 代表取締役社長 渡邊 晃邦 |
TEL:011-374-6535 FAX:011-374-6635 |
札幌市西区八軒5条東4丁目5番48号 |
やまう株式会社 札幌営業所 | 所長 三川 正洋 |
TEL:011-743-3331 FAX:011-748-5687 |
札幌市東区北36条東15丁目1番1号 ライザ21新道東102号 |
株式会社 札幌リンテン | 代表取締役 篠原 幹明 |
TEL:011-676-5581 FAX:011-676-5508 |
札幌市西区八軒10条西9丁目1-45 |
北一食品株式会社 | 代表取締役社長 喜多 俊博 |
TEL:011-761-2082 FAX:011-764-9079 |
札幌市北区新琴似11条7丁目7番28号 |
有限会社 だて・たいよう庵 | 代表取締役 藤野 雄一郎 |
TEL:0142-23-4353 FAX:0142-25-5964 |
伊達市上長和町166-3 |
有限会社 山や山崎商店 | 代表取締役 山﨑 祥司 |
TEL:0138-42-1068 FAX:0138-42-1992 |
函館市大縄町14番22号 |
メディパルフーズ株式会社 | 代表取締役社長 香山 高晴 |
TEL:011-611-7700 FAX:011-611-8800 |
札幌市中央区北10条西17丁目1-4 |
北日本フード株式会社 | 代表取締役会長 酒井 信男 |
TEL:011-613-8141 FAX:011-631-9372 |
札幌市西区八軒7条西11丁目1番48号 |
株式会社 健信 | 代表取締役社長 酒井 信男 |
TEL:0123-34-3000 FAX:0123-34-3003 |
恵庭市戸磯201-9 |
株式会社 大雪山 | 代表取締役 酒井 信男 |
TEL:0166-59-3300 FAX:0166-87-5400 |
上川郡鷹栖町10線6号3番地 |
アンリツ株式会社 北海道営業部 |
支店長 飯田 慎一 |
TEL:011-231-6201 FAX:011-231-6203 |
札幌市中央区大通西5-8昭和ビル |
株式会社 田中青果 | 代表取締役 田中 欽也 |
TEL:0164-42-0858 FAX:0164-42-3978 |
留萌市栄町2丁目3番21号 |
北海道イシダ株式会社 | 代表取締役社長 笠井 剛 |
TEL:011-863-4111 FAX:011-863-3553 |
札幌市白石区本通1丁目南1番10号 |
岩下食品株式会社 札幌営業所 | 代表取締役 岩下 和了 |
FAX:011-855-1001 |
札幌市白石区栄通り13丁目6-22 サムシングベル南郷101 |
三菱商事ライフサイエンス株式会社 | 食品製剤営業部 東日本営業グループ 外木 久徳 |
TEL:049-274-2711 FAX:049-274-2712 |
埼玉県入間郡三芳町竹間沢東10-3 |
サンダイヤ株式会社 | 北海道営業部 部長 竹内 由史 |
TEL:011-663-2111 FAX:011-665-6461 |
札幌市西区西町南13丁目2番1号 |
北海道味の素株式会社 | 代表取締役社長 矢野 禎人 |
TEL:011-643-4341 FAX:011-642-5036 |
札幌市西区二十四軒1条4丁目6-11 |
内堀醸造株式会社 | 代表取締役 内堀 泰作 |
TEL:011-818-7002 FAX:011-818-7003 |
岐阜県加茂郡八百津町伊岐津志437番地1 |
株式会社 北香 | 代表取締役社長 小倉 恵一郎 |
TEL:0157-35-3834 FAX:0157-35-3209 |
北見市相内町216番93 |
今野醸造株式会社 | 代表取締役 今野 英文 |
TEL:0166-51-4370 FAX:0166-54-6253 |
旭川市近文町19丁目2727-5 |
株式会社 新進 札幌支店 | 支店長 五十嵐 集 |
TEL:011-205-0939 FAX:011-205-0940 |
札幌市中央区北1条西9丁目3-10 |
株式会社 香貴 | 代表取締役社長 釜土 耕次 |
TEL:011-640-5111 FAX:011-640-5112 |
札幌市西区八軒7条西11丁目1番48号 |
株式会社 古川製作所 札幌営業所 | 所長 半田 圭一 |
TEL:011-666-1160 FAX:011-666-1162 |
札幌市西区発寒14条3丁目1番18号 |
株式会社 大一大和屋食品 | 執行役員 事業統括部長 田中 敏彦 |
TEL:0144-67-0555 FAX:0144-67-0598 |
苫小牧市字樽前202番地 |
三慶株式会社 | 代表取締役会長 合田 学剛 |
TEL:06-6920-6666 FAX:06-6920-6659 |
大阪市中央区城見2丁目2番53号 大阪東京海上日動ビル12F |
川中食品株式会社 | 代表取締役 長船 稔広 |
TEL:011-640-1700 FAX:011-640-1703 |
札幌市中央区北12条西20丁目2番8号 |
山源山下食品株式会社 | 代表取締役 山下 仲秋 |
TEL:0166-83-3713 FAX:0166-83-3898 |
上川 郡東神楽町北1条西3丁目 |
北洋塩業株式会社 | 代表取締役社長 島森 靖雄 |
TEL:011-867-1140 FAX:011-867-1040 |
函館市浅野町4番7号 |
株式会社 北海道銀行 第9法人営業部 | 部長 酉井 克友 |
札幌市北区北23条西3丁目2番32号 | |
株式会社 北洋銀行 | 取締役頭取兼CEO兼CHRO 津山 博恒 |
TEL:011-261-1321 FAX:011-261-1356 |
札幌市中央区大通西3丁目7番地 |
有限会社 ヤマキ木内商店 | 代表取締役社長 木内 政幸 |
TEL:011-611-6678 FAX:011-612-9247 |
札幌市中央区北12条西20丁目2-2 札幌中央卸売市場内 |
株式会社十勝漬本舗 | 代表取締役社長 河原 史敏 |
TEL:0156-64-6760 FAX:0156-64-4483 |
上川郡新得町元町66番地 |
第一包装資材株式会社 | 代表取締役 上用 孝満 |
TEL: 0166-48-6767 FAX: 0166-48-6250 |
旭川市永山6条2丁目1番2号 |
株式会社 北海道ソルト | 代表取締役社長 井内 正樹 |
TEL: 011-272-3022 FAX: 011-272-3050 |
札幌市中央区南1条西6丁目4 旭川信金ビル |
株式会社 山二辻商店 | 代表取締役社長 辻 昌宏 |
TEL:011-642-8033 FAX:011-644-9525 |
札幌市中央区北12条西20丁目2-2 |
協賛企業 生活協同組合コープさっぽろ |
理事長 大見 英明 |
TEL:011-671-5617 FAX:011-671-5744 |
札幌市西区発寒11条5丁目10番1号 |
協賛企業 日本アクセス北海道株式会社 |
代表取締役社長 黒沢 忠寿 |
TEL:011-750-3135 FAX:011-751-3140 |
札幌市東区苗穂町9丁目1番1号 |
顧 問 | 参議院議員 船橋 利実 |
TEL:011-272-0171 FAX:011-272-0172 |
札幌市中央区大通西8丁目ダイヤモンドビル2F |
〇漬物は野菜の栄養素を効率よく摂取することができます。
野菜は食物繊維のほかビタミン類、ミネラルを含んでおり、健康維持に不可欠な素材ですが、生の状態や加熱調理して利用するよりも漬物として摂取する方が効率的と考えられます。多くの野菜は水分が多く、生のままでは嵩(かさ)ばります。例えば、大根と牛乳を比較してみると、生の大根(水分94%以上)は、牛乳(水分約88%)より多くの水分含んでいます。大根が牛乳より水っぽいという事実は意外なことかもしれません。しかし、これを漬物(たくあん漬)にすると、塩漬の効果などでギュッと濃縮、脱水されます(水分80%以下)。大根の有用成分である食物繊維総量で比較すると、たくあん漬は生の大根の2倍以上の食物繊維が含まれています(7訂食品成分表参照)。
また、ビタミン類の中には加熱調理で損失するものもありますが、漬込み時間が比較的短い漬物であれば、ビタミン類の損失も少なく、野菜の中に含まれる栄養素をほとんどそのまま得ることも可能と考えられます。さらに、糠漬の場合であれば、野菜の栄養素に加えて、糠に由来するビタミンB群も付加した形であわせて効率よく摂取できるのです。
〇漬物には乳酸菌が含まれており、美味しさや機能性を付与する。
糠漬やキムチなどの漬物では乳酸菌による発酵が活用されています。乳酸発酵漬物には多くの乳酸菌が生育しており、これらの乳酸菌の数はヨーグルトに匹敵します。漬物で活躍する乳酸菌は植物素材で生育することから植物性乳酸菌と呼ばれることもあります。そして、植物性乳酸菌には生きて腸まで達する乳酸菌が多く存在しているのです。私たち日本人は漬物などの植物性発酵食品を通して、これらの植物性乳酸菌を知らず知らずのうちに摂取し、これらが腸内環境の改善など健康に寄与していたのかもしれません。北海道立総合研究機構の保有する特許菌株乳酸菌HOKKAIDO株は道内の漬物から分離された有用な植物性乳酸菌です。HOKKAIDO株は免疫調整機能、整腸作用、大腸菌O-157の抑制などの機能性が期待されています。このほかにも植物性乳酸菌にはコレステロールの低減やストレス低減など機能性を示すものがあります。漬物には質的にも、量(数)的にも優れた乳酸菌が存在しているのです。
ところで、乳酸菌が活躍すれば代謝物として乳酸が生成され、漬物は酸っぱく変化していきます。消費者の中には酸っぱくなった漬物を敬遠する方もおられると思いますが、発酵して、しっかり漬かった漬物は特有の発酵臭と美味しさを持っています。また、近年の減塩志向から漬物の低塩化、減塩化が進んでおり、このことが漬物の保存性を低下させているのも事実です。乳酸菌のつくる酸味は有害微生物の抑制に働き、保存性や安全性にも効果をもたらします。できれば酸味の強い漬物を毛嫌いするのではなく、乳酸菌が豊富で安全、健康的、むしろ酸っぱいのが当たり前と考え、積極的に食卓に利用することのできる食文化が北海道に根ざしていけば良いと思います。
〇五感を刺激する漬物を食卓に。
最後に、漬物には多くの種類があります。食卓にのぼる様々な漬物をイメージすると、白色、黄色、緑色、紫色、赤色など明るく鮮やかな漬物の色彩が視覚を刺激します。箸で摘まんで口に含むと、舌や口腔内の触感、噛むことによる食感に加えて、パリパリ、サクサクあるいはシャキシャキなど聴覚の刺激も伴うでしょう。漬物は味や香りが示す味覚、嗅覚はいうまでもなく、五感のすべてを刺激する食材です。食卓の脇にほんの少し色鮮やかな漬物が添えられると、これらの刺激が食欲を増進し、日々の疲れを癒やしてくれるかもしれません。たしかに、食事に漬物が無くても事足りるかもしれませんが、しかし、そこにあると、チョットだけうれしくなります。この点、食事に添えられる酒類と共通の要素を持っているのかもしれません。
安全で美味しい北海道の漬物が多くの皆様の食卓に添えられ、より一層健康的な食生活に貢献していくことを期待します。
地方独立行政法人北海道立総合研究機構
食品加工研究センター 応用技術部長 川上誠
毎年8月21日に萱津神社で斎行される香乃物祭(漬物祭)は、漬物発祥の御神威を称え漬物文化の興隆を祈るお祭りです。
この土地は、尾張平野と言われる肥沃な土地であり、また、当時は海岸に面しており、土地の人々がこの神前にウリ・ナス・蓼(たで)等の初成りを供え、海から取れた藻塩もお供えし五穀豊穣をお祈りしていました。
神前の多くの供物が腐敗するのを惜しんだ里人が社殿の傍らに甕(かめ)を置き、その中に入れたところ、神の思召しか程よい塩漬けになり、当時の人々は、雨露にあたっても変わらぬ不思議なその味を、神からの賜りものとして万病を治すお守りにしたとあり、これが我が国の漬物の始まりであるといわれております。
さて、祭典神事は毎年8月21日に斎行(さいこう)されます。何故この日なのか定かではありませんが、漬込む野菜の収穫期や塩の生産と大きく係わりを持ち、自然の恵みに適合したこの時期に斎行されてきたと思われます。
景行天皇の御子の日本武尊(やまとたけるのみこと)が御東征の道すがら当社にお立ち寄りの際に、村人がこの漬物を献上して長途の旅情をお慰めするとともに、霊験あらたかなこと等をお話したところ、尊は非常に感慨深げに「藪ニ神物(やぶにこうのもの)」と仰せられたと伝えられます。
この古事を尊び、尊が熱田の地に祀られた後に、村人はその昔を偲び、熱田神宮の祭典(歳旦・祈年・新嘗・例祭の四祭)に特殊神饌として香乃物を献進するようになりました。
以上、萱津神社HPより
全日本漬物協同組合連合会は毎月21日を「漬物の日」と定め、漬物の普及に努めています。
私共「北海道漬物類組合」も、これに倣い、一人でも多くの方々に、体に良い漬物を食べて戴きたいと思っております。