北海道漬物類組合

■北海道漬物類組合とは

代表者挨拶

 私たち北海道漬物類組合は令和6年9月に創設12周年を迎えます。
 その間、安心・安全を第一に、消費者の皆様に愛される美味しい漬物作りを目指して、日々研究・研鑽を重ねてまいりました。

 漬物業界を取り巻く環境は、昨今の異常気象による原料野菜の高値推移や、少子高齢化の進展による人手不足など、大変厳しい状況にはありますが、今後とも、消費者の皆様に感動していただける漬物の開発を目指して活動してまいります。

 この先、どのように時代が変わろうとも、日本文化に深く定着した漬物が食卓から永遠に無くならないこと、そして、これからも、日々の生活を営むうえで最も身近な食べ物として漬物が深く浸透していきますよう、組合員一同、精進してまいる所存です。

令和6年7月

北海道漬物類組合
会長 釜土 耕次

設立経緯

☆ 平成24年8月7日  浅漬けによるO-157食中毒事件が発生し、169名が発症(死者8名)
☆ 平成24年9月25日 北海道漬物類組合設立
☆ 以降、毎年2~3回、食品安全、衛生関係の研修を実施

アクセス

所在地:〒060-0042 札幌市中央区大通西8丁目2番地 北大通ビル5階
一般社団法人北海道食品産業協議会 内
TEL & FAX:011-281-2711
事務所所在地マップダウンロード.pdf

会員一覧

北海道漬物類組合【会員名簿】
有限会社 共栄ピクルス食品 代表取締役社長
菊地 武文
TEL:0155-56-5176
FAX:0155-56-6137
中川郡幕別町字日新23番地6
有限会社 藤島商店 代表取締役
藤島 英晃
TEL:0134-54-2211
FAX:0134-54-6169
小樽市新光3丁目2番1号
株式会社 紀の国食品 札幌出張所 所長
山本 晃裕
TEL:011-215-7871
FAX:011-215-7872
札幌市手稲区前田9条9丁目11-12
リスパック株式会社 札幌営業所 所長
唐木 弘司
TEL:011-864-8394
FAX:011-864-8147
札幌市白石区本郷通4丁目南1-2
株式会社 トトリフーズ 代表取締役
三鹿 彰
TEL:011-588-3553
FAX:011-581-7336
札幌市南区真駒内本町6丁目7番9号
小柳協同株式会社 代表取締役社長
渡邊 晃邦
TEL:011-374-6535
FAX:011-374-6635
札幌市西区八軒5条東4丁目5番48号
やまう株式会社 札幌営業所 所長
三川 正洋
TEL:011-743-3331
FAX:011-748-5687
札幌市東区北36条東15丁目1番1号 
ライザ21新道東102号
株式会社 札幌リンテン 代表取締役
篠原 幹明
TEL:011-676-5581
FAX:011-676-5508
札幌市西区八軒10条西9丁目1-45
北一食品株式会社 代表取締役社長
喜多 俊博
TEL:011-761-2082
FAX:011-764-9079
札幌市北区新琴似11条7丁目7番28号
有限会社 だて・たいよう庵 代表取締役
藤野 雄一郎
TEL:0142-23-4353
FAX:0142-25-5964
伊達市上長和町166-3
有限会社 山や山崎商店 代表取締役
山﨑 祥司
TEL:0138-42-1068
FAX:0138-42-1992
函館市大縄町14番22号
メディパルフーズ株式会社 代表取締役社長
香山 高晴
TEL:011-611-7700
FAX:011-611-8800
札幌市中央区北10条西17丁目1-4
北日本フード株式会社 代表取締役会長
酒井 信男
TEL:011-613-8141
FAX:011-631-9372
札幌市西区八軒7条西11丁目1番48号
株式会社 健信 代表取締役社長
酒井 信男
TEL:0123-34-3000
FAX:0123-34-3003
恵庭市戸磯201-9
株式会社 大雪山 代表取締役
酒井 信男
TEL:0166-59-3300
FAX:0166-87-5400
上川郡鷹栖町10線6号3番地
アンリツ株式会社
北海道営業部
支店長
飯田 慎一
TEL:011-231-6201
FAX:011-231-6203
札幌市中央区大通西5-8昭和ビル
株式会社 田中青果 代表取締役
田中 欽也
TEL:0164-42-0858
FAX:0164-42-3978
留萌市栄町2丁目3番21号
北海道イシダ株式会社 代表取締役社長
笠井 剛
TEL:011-863-4111
FAX:011-863-3553
札幌市白石区本通1丁目南1番10号
岩下食品株式会社 札幌営業所 代表取締役
岩下 和了

FAX:011-855-1001
札幌市白石区栄通り13丁目6-22
サムシングベル南郷101
三菱商事ライフサイエンス株式会社 食品製剤営業部 東日本営業グループ
外木 久徳
TEL:049-274-2711
FAX:049-274-2712
埼玉県入間郡三芳町竹間沢東10-3
サンダイヤ株式会社 北海道営業部 部長
竹内 由史
TEL:011-663-2111
FAX:011-665-6461
札幌市西区西町南13丁目2番1号
北海道味の素株式会社 代表取締役社長
矢野 禎人
TEL:011-643-4341
FAX:011-642-5036
札幌市西区二十四軒1条4丁目6-11
内堀醸造株式会社 代表取締役
内堀 泰作
TEL:011-818-7002
FAX:011-818-7003
岐阜県加茂郡八百津町伊岐津志437番地1
株式会社 北香 代表取締役社長
小倉 恵一郎
TEL:0157-35-3834
FAX:0157-35-3209
北見市相内町216番93
今野醸造株式会社 代表取締役
今野 英文
TEL:0166-51-4370
FAX:0166-54-6253
旭川市近文町19丁目2727-5
株式会社 新進 札幌支店 支店長
五十嵐 集
TEL:011-205-0939
FAX:011-205-0940
札幌市中央区北1条西9丁目3-10
株式会社 香貴 代表取締役社長
釜土 耕次
TEL:011-640-5111
FAX:011-640-5112
札幌市西区八軒7条西11丁目1番48号
株式会社 古川製作所 札幌営業所 所長
半田 圭一
TEL:011-666-1160
FAX:011-666-1162
札幌市西区発寒14条3丁目1番18号
株式会社 大一大和屋食品 執行役員 事業統括部長
田中 敏彦
TEL:0144-67-0555
FAX:0144-67-0598
苫小牧市字樽前202番地
三慶株式会社 代表取締役会長
合田 学剛
TEL:06-6920-6666
FAX:06-6920-6659
大阪市中央区城見2丁目2番53号
大阪東京海上日動ビル12F
川中食品株式会社 代表取締役
長船 稔広
TEL:011-640-1700
FAX:011-640-1703
札幌市中央区北12条西20丁目2番8号
山源山下食品株式会社 代表取締役
山下 仲秋
TEL:0166-83-3713
FAX:0166-83-3898
上川 郡東神楽町北1条西3丁目
北洋塩業株式会社 代表取締役社長
島森 靖雄
TEL:011-867-1140
FAX:011-867-1040
函館市浅野町4番7号
株式会社 北海道銀行 第9法人営業部 部長
酉井 克友

札幌市北区北23条西3丁目2番32号
株式会社 北洋銀行 取締役頭取兼CEO兼CHRO
津山 博恒
TEL:011-261-1321
FAX:011-261-1356
札幌市中央区大通西3丁目7番地
有限会社 ヤマキ木内商店 代表取締役社長
木内 政幸
TEL:011-611-6678
FAX:011-612-9247
札幌市中央区北12条西20丁目2-2
札幌中央卸売市場内
株式会社十勝漬本舗 代表取締役社長
河原 史敏
TEL:0156-64-6760
FAX:0156-64-4483
上川郡新得町元町66番地
第一包装資材株式会社 代表取締役
上用 孝満
TEL: 0166-48-6767
FAX: 0166-48-6250
旭川市永山6条2丁目1番2号
株式会社 北海道ソルト 代表取締役社長
井内 正樹
TEL: 011-272-3022
FAX: 011-272-3050
札幌市中央区南1条西6丁目4 旭川信金ビル
株式会社 山二辻商店 代表取締役社長
辻 昌宏
TEL:011-642-8033
FAX:011-644-9525
札幌市中央区北12条西20丁目2-2
協賛企業
生活協同組合コープさっぽろ
理事長
大見 英明
TEL:011-671-5617
FAX:011-671-5744
札幌市西区発寒11条5丁目10番1号
協賛企業
日本アクセス北海道株式会社
代表取締役社長
黒沢 忠寿
TEL:011-750-3135
FAX:011-751-3140
札幌市東区苗穂町9丁目1番1号
顧 問 参議院議員
船橋 利実
TEL:011-272-0171
FAX:011-272-0172
札幌市中央区大通西8丁目ダイヤモンドビル2F


■食品関連組織・団体リンク

■ 厚生労働省のホームページ  
■ 農林水産省ホームページ  
■ 消費者庁ホームページ
■ 食品産業センターホームページ


■漬物で健康的な食生活を

〇漬物は野菜の栄養素を効率よく摂取することができます。
 野菜は食物繊維のほかビタミン類、ミネラルを含んでおり、健康維持に不可欠な素材ですが、生の状態や加熱調理して利用するよりも漬物として摂取する方が効率的と考えられます。多くの野菜は水分が多く、生のままでは嵩(かさ)ばります。例えば、大根と牛乳を比較してみると、生の大根(水分94%以上)は、牛乳(水分約88%)より多くの水分含んでいます。大根が牛乳より水っぽいという事実は意外なことかもしれません。しかし、これを漬物(たくあん漬)にすると、塩漬の効果などでギュッと濃縮、脱水されます(水分80%以下)。大根の有用成分である食物繊維総量で比較すると、たくあん漬は生の大根の2倍以上の食物繊維が含まれています(7訂食品成分表参照)。
  また、ビタミン類の中には加熱調理で損失するものもありますが、漬込み時間が比較的短い漬物であれば、ビタミン類の損失も少なく、野菜の中に含まれる栄養素をほとんどそのまま得ることも可能と考えられます。さらに、糠漬の場合であれば、野菜の栄養素に加えて、糠に由来するビタミンB群も付加した形であわせて効率よく摂取できるのです。

〇漬物には乳酸菌が含まれており、美味しさや機能性を付与する。
 糠漬やキムチなどの漬物では乳酸菌による発酵が活用されています。乳酸発酵漬物には多くの乳酸菌が生育しており、これらの乳酸菌の数はヨーグルトに匹敵します。漬物で活躍する乳酸菌は植物素材で生育することから植物性乳酸菌と呼ばれることもあります。そして、植物性乳酸菌には生きて腸まで達する乳酸菌が多く存在しているのです。私たち日本人は漬物などの植物性発酵食品を通して、これらの植物性乳酸菌を知らず知らずのうちに摂取し、これらが腸内環境の改善など健康に寄与していたのかもしれません。北海道立総合研究機構の保有する特許菌株乳酸菌HOKKAIDO株は道内の漬物から分離された有用な植物性乳酸菌です。HOKKAIDO株は免疫調整機能、整腸作用、大腸菌O-157の抑制などの機能性が期待されています。このほかにも植物性乳酸菌にはコレステロールの低減やストレス低減など機能性を示すものがあります。漬物には質的にも、量(数)的にも優れた乳酸菌が存在しているのです。
 ところで、乳酸菌が活躍すれば代謝物として乳酸が生成され、漬物は酸っぱく変化していきます。消費者の中には酸っぱくなった漬物を敬遠する方もおられると思いますが、発酵して、しっかり漬かった漬物は特有の発酵臭と美味しさを持っています。また、近年の減塩志向から漬物の低塩化、減塩化が進んでおり、このことが漬物の保存性を低下させているのも事実です。乳酸菌のつくる酸味は有害微生物の抑制に働き、保存性や安全性にも効果をもたらします。できれば酸味の強い漬物を毛嫌いするのではなく、乳酸菌が豊富で安全、健康的、むしろ酸っぱいのが当たり前と考え、積極的に食卓に利用することのできる食文化が北海道に根ざしていけば良いと思います。

〇五感を刺激する漬物を食卓に。
 最後に、漬物には多くの種類があります。食卓にのぼる様々な漬物をイメージすると、白色、黄色、緑色、紫色、赤色など明るく鮮やかな漬物の色彩が視覚を刺激します。箸で摘まんで口に含むと、舌や口腔内の触感、噛むことによる食感に加えて、パリパリ、サクサクあるいはシャキシャキなど聴覚の刺激も伴うでしょう。漬物は味や香りが示す味覚、嗅覚はいうまでもなく、五感のすべてを刺激する食材です。食卓の脇にほんの少し色鮮やかな漬物が添えられると、これらの刺激が食欲を増進し、日々の疲れを癒やしてくれるかもしれません。たしかに、食事に漬物が無くても事足りるかもしれませんが、しかし、そこにあると、チョットだけうれしくなります。この点、食事に添えられる酒類と共通の要素を持っているのかもしれません。
安全で美味しい北海道の漬物が多くの皆様の食卓に添えられ、より一層健康的な食生活に貢献していくことを期待します。


地方独立行政法人北海道立総合研究機構
食品加工研究センター 応用技術部長 川上誠


■漬物製造業者様向け

■ 衛生計画作成のための手引書
■ HACCP導入手引書
■ やさしい!!漬物製造の殺菌処理研修会 収録ビデオ画像


■毎月21日は「漬物の日」

 香乃物祭の起源

毎年8月21日に萱津神社で斎行される香乃物祭(漬物祭)は、漬物発祥の御神威を称え漬物文化の興隆を祈るお祭りです。
この土地は、尾張平野と言われる肥沃な土地であり、また、当時は海岸に面しており、土地の人々がこの神前にウリ・ナス・蓼(たで)等の初成りを供え、海から取れた藻塩もお供えし五穀豊穣をお祈りしていました。
神前の多くの供物が腐敗するのを惜しんだ里人が社殿の傍らに甕(かめ)を置き、その中に入れたところ、神の思召しか程よい塩漬けになり、当時の人々は、雨露にあたっても変わらぬ不思議なその味を、神からの賜りものとして万病を治すお守りにしたとあり、これが我が国の漬物の始まりであるといわれております。

さて、祭典神事は毎年8月21日に斎行(さいこう)されます。何故この日なのか定かではありませんが、漬込む野菜の収穫期や塩の生産と大きく係わりを持ち、自然の恵みに適合したこの時期に斎行されてきたと思われます。

 香乃物

景行天皇の御子の日本武尊(やまとたけるのみこと)が御東征の道すがら当社にお立ち寄りの際に、村人がこの漬物を献上して長途の旅情をお慰めするとともに、霊験あらたかなこと等をお話したところ、尊は非常に感慨深げに「藪ニ神物(やぶにこうのもの)」と仰せられたと伝えられます。
この古事を尊び、尊が熱田の地に祀られた後に、村人はその昔を偲び、熱田神宮の祭典(歳旦・祈年・新嘗・例祭の四祭)に特殊神饌として香乃物を献進するようになりました。

以上、萱津神社HPより


全日本漬物協同組合連合会は毎月21日を「漬物の日」と定め、漬物の普及に努めています。
私共「北海道漬物類組合」も、これに倣い、一人でも多くの方々に、体に良い漬物を食べて戴きたいと思っております。


■食品関連のお知らせ